MPI Japan Chapterは、MICEに興味ある学生と観光&MICE業界の社会人がつながるネットワーキングの場を提供しました。
米国ではこうしたカジュアルなネットワーキングが盛んですが、日本では貴重な機会。初の試みとなった今回の緊急企画は、学生11人と教授や招待客9人を含む50人の方にご参加いただきました。
冒頭、開催をご支援くださったセントラルフロリダ大学ホテルマネジメント学部の原忠之准教授より、1)企業や自治体政府の目的、2)地域DMOの使命・特徴、3)観光産業の外的経営環境、国家戦略上の意義俯瞰と組織・個人の戦略的機会認識、4)インバウンド向けDMOマーケティングについてお話をいただきました。日本観光産業が2020年に8兆円、2030年には15兆円と、自動車産業を超えるまでに成長するという政府の目標をもとに、観光産業の人材不足と観光を学んだ学生の価値が向上すること、一方で日本のホテルでは日本語が話せない海外のインターン生が活躍している様子を紹介し、ホスピタリティ産業の人材はグローバルな人材との競争にさらされる、といった国内外の産業・人材教育を分析したメッセージは、参加した学生の関心はもとより、企業人にとっても示唆に富むお話しとなりました。
また、学生時代に原先生に出会ったことからMICEを学び今年4月から日本コンベンションサービスに就職した白濱佑弥さんは、学生のうちに自分の就きたい仕事・業界について調べ、業界人に直接聞き、国際的なイベントに参加する、と自身が行ったことを紹介してくれました。強い意思をもち行動することで自身の未来を切り開いてきた白濱さんが、日本のインバウンド、MICEを担う人材になるという目標へ突き進む姿は、学生たちの良いお手本となったようです。
お二人のプレゼンテーションの後は主目的であるネットワーキングとなり、学生、MICE業界人、関係機関で働く方々が積極的に交流。ミーティング・MICE産業に新しい風を起こす出会いがこの会で生まれたかもしれませんね。
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