MPI海外チャプターとつながる企画の第2弾としてご紹介した、ヨーロッパを中心としたネットワーキングイベント。Networking Happy Hourと題し、フィンランドチャプターが主催して11月18日(木)の23時(日本時間)より開催されました。
【概要】
【ブレーンストーミング】
The Future of MPI Networkingと題されたブレイクアウトルームでは、ヨーロッパのミーティングやイベント業界を強固なコミュニティにするためのブレーンストーミングが行われました。
ヨーロッパには複数のMPIチャプターがあり、会員数は800人を超えるそうです。MPIフィンランドチャプターのValentina Voronova氏がファシリテーターとして登場。「ヨーロッパのそれぞれのチャプターをカップケーキととらえれば、その先のレベルとしてヨーロッパ全体の大きな一つのバースデーケーキを作るためにはどうしたらよいか――そのアイディアについてブレストしたい」と語りました。
彼女がブレストのために使ったのは、バーチャルホワイトボードMiro。各参加者がバーチャルな付箋を使って、それぞれのアイディアをポストしていきました。ここ半年間に学びたいこと、ハイブリッドイベントについてはいまだ少し抵抗がある(技術的側面から)、自分と同じレベルの業界関係者と連絡を取り合ったり意見交換したりできるサイトが欲しい(現行のものは米国寄りで地位を確立した人たち向けなので)、などの率直な意見が数多く飛び出しました。
(上)カップケーキからバースデーケーキへ (下)バーチャルホワイトボードMiroを使ったブレーンストーミング
【イベントプラットフォーム】
今回使われたオンラインプラットフォームはBrella。Brella社は、リアル、オンライン、ハイブリッドなんでもござれのイベントプラットフォームプロバイダーのようです。「Partners」ブースのビデオを見ると、ノルディック・ビジネス・フォーラムの創設者がBrellaの優位性を語り、過去のイベント紹介映像には、オバマ米国元大統領や、リチャード・ブランソン卿の姿も見られました。
今回のイベントに参加者として使ってみて、その使い勝手は、なかなか良かったと思います。ナビゲーションが分かりやすく迷う感じは全くありません。プロフィール登録時に自身の興味・関心を選択しておけば、それに適った参加者の一覧を表示してくれます。もちろん全参加者を閲覧することも可能で、話してみたい参加者にはミーティングやチャットを申し込むことができます。
(上)チャット画面 (下)参加者プロフィール
【全体的に】
今回のイベントでは、テーマとして「ヨーロッパのMICE業界ネットワーキング」がはっきりと中心に据えられていました。来年2月末に開催されるEMECの告知とプロモーションが目的の一つだったためでしょう。参加登録者数は39。そのほとんどが、ヨーロッパを拠点にビジネスをしている方々でした。
ブレーンストーミングセッションの最後に、フィンランドチャプターの会長Antti Lumiainen氏が、「こうした機会を定期的に設けたい。パンヨーロッパ構想が今まさに始まったことは素晴らしい」と語っていました。今回ははっきりとヨーロッパの話題だったので、議論に参加するのは難しかったのですが、それでも他のチャプターのこうしたイベントに参加すると、いろいろな気づきがあります。これからもヨーロッパの同様なイベントは開催される予定です。日本時間だと深夜に及んでしまうのが難点ですが、ご興味がおありの方は、ぜひ参加してみてください。
日本は一国のチャプターですが、Region の多い国です。ヨーロッパチャプターがバースデーケーキを目指すなら、日本はいろいろな味を楽しめる”お節料理”を会員のみなさんと是非作っていきたいですね!
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