年初のセミナーは、MPI本部の教育戦略の責任者であり、MPIアカデミーの代表でもあるJessie Statesと元ドイツチャプター会長でengaging meetingsの代表であるHector Venegesを講師に迎えて開催しました。
Jessieから、最新のMICEのグローバル動向について、テクノロジーを使ったインタラクティブな進行方法でセミナーがスタートしました。
セミナー参加者からのアンケートとグローバル市場調査の結果を比較し、地域によって偏差があることなどを取り上げながら、MPIが市場トレンド調査を行っていることを解説いただきました。調査は3ヶ月に1度行なっており、過去20年の蓄積が出来ていると言います。
また、最近のグローバル市場では、不確実要素が高まっており、地政学的な事象、選挙、ブレグジット…といった問題に市場が反応、これまでの良好な市況がやや下向きになっているという調査結果を報告いただきました。
また、SDGsは重要なキーワードとなっており、取り組むことが前提となってきていることや、主催者がかける予算項目としてセキュリティーやテクノロジーの導入、持続可能性の予算などが押し上げている現状を伝えて、これからのMICE誘致において、ストーリーを語ることが競争の優位性を獲得することができる重要なポイントであることを解説をいただきました。
Hecterからは、インバウンド獲得のヒントとして、誘致に際して日本の優位な点と克服すべき点について、具体的な例を他地域と比較することで、わかりやすく解説していただきました。
日本の効率性は世界でも有名であることや、電車の定時運行、トヨタの「改善」、路上の忘れ物がちゃんと戻ってくる国であること、フードもバラエティに飛んでいて日本のおもてなしにはRespectを感じると言ったお話しがありました。
一方で、インターナショナルバイヤーをより誘致するために、日本にとって克服すべき一番目は言語環境であることなどが挙げられました。 他地域と比較して、日本開催のコストが高いわけではないことを伝えていくことで、エキゾチックさや安全性の高い街である日本でのインバウンド開催は大きく伸びていくでいく可能性が十分にあるという話でした。
開催後は、ネットーワーキングが開催され、コミュニケーション&コネクションタイムとなりました。
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