みなさん、こんにちは!奈良を拠点に活動しております、一般社団法人ウェルネスインバウンド協会・代表理事の井辻敦雄(いつじあつお)です。わたしは、長年大手事業・大手コンサルティング会社にて、欧州駐在含む国際的ビジネス環境のもとでの経験を生かし、自ら7年前に奈良市の“ならまち”という町屋並ぶ歴史地区に棲家を建て、2017年に観光マーケティング事業を立ち上げ、地元奈良の事業者様を支援することからスタートしました。
奈良の新しいイメージを創造してカタチへ、そして滞在価値向上へを掲げ、、、朝夕の時間帯を含めた体験・アトラクション企画・販売をする。宿泊・飲食事業者、寺院などホストとの連携。クライアントにとってのROIに付いても、調査・分析を可能な限り行いエビデンスに基づいての立案(EBPM)を行うことを仕事のやり方として活動をしています。
奈良に総本山がある真言律宗寺院での瞑想で体験できる呼吸法とイマジネーション法は、研修やアトラクションにも適しています。 | 奈良公園周辺にあるMICEベニューを利用すれば、夕方のひと時には、1300年前の人々が見た西方浄土に沈む夕陽を堪能できますよ。 |
東京の富裕層送客会社と提携し、有名社寺での夜間参拝+邦楽演奏+利き酒の企画も実現させたこともあります。台湾に本社を持つグローバル保険会社様の研修受け入れ引き合いを獲得し、文化交流的な要素も含めた体験をしていただいたこともあります。
最近では、小規模グループの体験や文化交流を含めた旅行・滞在受け入れと、観光マーケティングのコンサルテーションを実施しています。コロナ禍中ではありますが、たとえば一部の大学では“コミュニティエンゲージメント”という社会とかかわりながらリサーチをすすめる必須科目があり、学生を鍛えるメジャーな科目でもあるため、安易な取止め・中止・延期はしづらく、なんとか感染対策を講じて実施を目指す方向で調整を続けています。
観光マーケティングのノウハウを、宿泊業・飲食業様に応用して集客支援のアドバイジングをさせていただいておりますが、これもコロナ禍のもと、目の前の商売を取ることで精一杯の事業者様が圧倒的に多い状況で、なかなか将来に向けての取り組みに目を向けることが難しいようです。
「このような状況下でもできることは何か?」を自問し、特に今、力を入れている取り組みは以下のとおりです。
1.ベニューや観光スポットが如何にコロナ対策に力を入れているかを多彩なメディアでアピールできることを啓蒙・支援
2.原始林散策・原始林内ヨガなどアウトドア系エクスカーションをホテルなどに集客手段として推奨。
3.新しい生活様式を取り入れた観光地域のブランディング見直しプロセスを提唱、自治体やDMO向けにプロセス定着させる仕組みをパートナー企業と共同推進中。
‘20/8/31に、福岡の無観客会場と九州90自治体をつないだハイブリッド・セミナー「Withコロナ時代の九州観光戦略」をデザインし、私自身も登壇してモデレーターを務めさせていただきました。 | 学生の観光リサーチや異文化交流の受入では、チームをまたぐ接触を原則なくす行動計画とするなど徹底した感染対策を教育機関に提案しています。 |
これからの取り組み
▼これまでの取り組み
対象ベニューを平城京・奈良公園周辺に絞った取り組みではありましたが、駅前商業地域や宿泊施設から車で10分程度の範囲に、朝夕の清々しさや静寂感を感じられる自然と、数々の社寺があり、ミーティング前の朝体験などにも条件がよいこと、平城京や奈良公園のオープンスペースを夕刻時のアトラクションにも有効に活用できる特徴を生かしたアピールをして参りました。
2019年末には、JNTO様のオリパラ期間地方送客キャンペーン“Your Japan,Your 2020,Your Events “への奈良県としてのアトラクションコンテンツを掲載いただきました。(賛助会員である奈良県庁様名での応募をご支援)
▼これからの取り組み前述しました、奈良の周遊性課題と、ハコモノベニューの集中する平城京・奈良公園地域へのMICE集客というのは、政策的には少し矛盾感があると感じますが、今後のキーワードとなっている“オープンエアー“といった観点からすると、橿原市、明日香村、三輪、吉野などの地域での開放型ベニューでの実施企画も重要だと感じており、何らかの取り組みを受入地域と検討していきたいと考えます。
歴史の深みある故の細かいウンチクを語るこれまでの奈良ガイドではなく、簡潔でわかりやすいストーリーで体験をサポートする「語り部ガイド」の育成の輪を広げていけないかと考えています。
奈良公園の東端は春日原始林となっており、このような巨木(春日杉)がところどころに見られます。高低差もそれほどきつくなく、エクスカーションにも便利。 | 朝廷儀式用の御神酒醸造の歴史があり、日本酒発祥も自負する奈良。特別な酵母や仕込を得意とする現存29蔵の飲み比べができる利き酒会も実施。 | 平城京エリアでは、ライトアップを独り占めしてのオープンエアーバンケット・アトラクションも可能です。 |
奈良県でのMICE戦略・推進については、昨年2020年4月に新たに組織編成された奈良県観光局MICE推進室様がリーダーシップをとられております。先日お邪魔し、少しですが現在の状況を伺ってまいりましたところ、以下のようなオープンエアーMICE対応のお取り組みをされておられるとのことでした。
昨年’20年4月に開業した、奈良県コンベンションセンターですが、大屋根広場を活用したイベント対応ができるとのことです。
また、奈良公園内にある、奈良春日野国際フォーラムでは、広い芝庭を活用したイベント実施も受け付けておられます。
私自身、元々MPI入会前はMICE関連業界の方々とは何のネットワークもなかったわけですので、現在形態がWEBに限定されていても、この会で皆さんと定期的にコミュニケートできること自体、本当にありがたいことだと思っております。“しあわせ“ ということばは、「仕合せ」とも書き、昔は、できごとや出会いに関して、良い悪い関係なく使われていたそうです。どのような運命もポジティブにとらえ、だからこそ、人と出会うことにもポジティブで、ワクワクし続けられることが、結果に関係なく”しあわせ”に結び付くという古来からの考えはすばらしいですね。私自身がMPIを通じていろんな方々と出会い続けられることも、またMICEにてそのような場づくりに貢献していけることも「仕合せ」をつくることに通じるように思います。今後とも是非よろしくお願いいたします!
奈良県コンベンションセンターの大屋根広場 | 春日野国際フォーラムでの貸切庭園 |
名称 一般社団法人ウェルネスインバウンド協会
(所在地 〒630-8385 奈良市芝突抜町1番地)
設立 2017年6月13日
URL https://kichimojiya.com
国内向けFBページ https://www.facebook.com/wellnessinbound/
海外向けFBページ https://www.facebook.com/gonarastay/
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