ハイブリッドで開催した今回のセミナー。リアル会場には26名、オンラインでは23名が参加いたしました。パネリストからの話題提供からスタート。
▼パネリスト
桃井謙祐氏(観光庁国際観光部参事官(MICE)/信州大学社会基盤研究所特任教授)
渡邊 賢一氏(内閣府クールジャパン官民連携プラットフォームディレクター/MPIジャパンチャプター 地域創生アンバサダー/XPJP 価値デザイナー代表取締役社長)
山本牧子氏((株)Finesse Hospitality Management代表取締役/MPI Japan Chapter名誉会長)
山本氏からは、グローバルにおけるMICE関係者の調査を基に、今後の見通しについてお話がありました。
現状を踏まえた今後の見通しの中で、対面催事の準備期間が短期化していることや、グローバルホテルブランドのキャンセルリスクに対する柔軟な姿勢、付加価値の創出など、今後を考えるうえでのキーとなる情報提供が行われました。
桃井参事官からは、MICE再開と発展に向けた現状と課題などをお示しいただき、MICEにおける地域への効果をはじめ、様々な観点から再定義していくことの必要性や、一般観光とMICE誘致の連携、アカデミアの誘致力の喚起、キャンセルリスクといったお話をいただきました。
渡邉氏からは、ローカルMICEの未来を切り口に、様々な情報が提供されました。
デジタルを模索してきた中で思考が大きく変わり、「地方=ディスタンス」から「地方=ユニークネス」へ変わってきており、そこを踏まえたうえで身の回りのコンテンツを見直し、ローカルの価値を掘り出していくことが重要になってくるとのお話でした。
ハイコンテクスト文化が強い日本においてこれからは、文脈化(S)、視覚化(V)、感情訴求(E)といった3つのが重要になっていくこと、日本の自然と共生する文化はかなり前から注目されているが、日本人も気づき始めていることなど、それぞれが考え始めるためのヒントもいただくことができました。
現状から、未来に向けて地方にある可能性については、オンラインはやりつくした感じがあり、国内でインセンティブを企画していく流れに向かっていることや、国内需要喚起に対して、ワーケーションや富裕層誘致などの文脈で考えていくためにも、消費単価の高い顧客を迎え入れる準備をしていくことの必要性など、先進地域の紹介も交えながら議論されました。
▲パネリストの皆様、ありがとうございました!
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